セバスチャンのお母様のペネロペ。
旦那様はジェネレーションX、ジグジグ スパトニック、現在は元クラッシュのミック・ジョーンズとバンドを組んでいるトニーという方。とっても有名なパンクロックミュージシャンだそうです。私は知りませんでした、すみません。。
イギリス人は料理をしないと聞いたことがありますが、彼女はまるで反対。
既製品の味がケミカルで嫌いだそうで、ソースなども全て手作り。
簡単そうで手の込んだものが多いのです。
そして素材の良さは生かす!すばらしいです。
ランチに出たエビはエビ自体はボイルしただけ。それに手作りマヨネーズ、香草ソースとお好みで2種のソースで頂きます。このソースも2種類ともおいしい。
メインのステーキも手作りのマスタードソースは絶品。ほぼレアのお肉もとってもおいしいです。
彼女は日本料理がとても好きらしく更にとても興味があるそうです。
実際、このステーキのお肉も殆ど生。生肉が好きと言っていました。他のイギリス人に牛肉のにぎりがおいしいというとものすごい形相になっていましたが彼女だけは真剣にうなずいておりました。
お寿司も私の知るイギリス人が絶対に食べないウニが大好物。イクラ、鰻、白子なども好きだそうです。これには私もビックリでした。
死ぬ前に一度でいいから日本に行きたい!! と。
「あなたは日本人でしょ。セバスチャン(息子)も東京へ行ったでしょ、トニー(旦那)は4回も日本へ行ったでしょ。こんなに私が日本へ行きたいのに何で!? とっても悔しい!」と冗談半分本気半分でした。
そして次の日。ここでも驚かされました。
残り物を上手に使う!
前日のエビの殻(頭意外)でソースを作り、余ったエビの身を小さめに切り、和える。キャビアをトッピングさせ前菜1品出来上がり。
ロースト鴨にこれまた前日の香草ソースをかけて2品目のできあがり。
前日のもの、とわかっていても新しい味であまりものとは思えません。
付き添えにローストポテトとマッシュポテトの2種類。マッシュポテトはいつもうまく作れなかったのでここぞとばかりに教えて頂きました。
①じゃがいもの皮をむきやわらかくなるまで茹でる
②やわらかくなったらお湯を切り大きなボールに入れすばやくマッシュする
③バターを加え更にマッシュ!
④生卵を1つくわえたらマッシュはやめヘラでなめらかになるように混ぜる
⑤塩、胡椒、好きなスパイスで味付け
こんなに簡単なのに今まで食べたことの無い美味しさでした。
私もお料理は好きです。
私の場合下手の横好きですがやはり興味があるものなので自分なりに学んでしまいます。
好きを仕事に、、って何かのキャッチフレーズにもありましたね。
なんにしても好きになるのはいいこと。興味を持つと自然に体が勉強してます。
今回も色々勉強になりました。すぐにパクっちゃう予定です。
次回は私が和食を教えるというのを約束し、楽しい週末は過ぎ去るのでした。
遊びすぎて疲れ果てた犬ども。 マラカイ&ブルーノ